[PR]

 新型コロナウイルスの影響で学校が長期休校になる場合に備え、子どもたちの学習をサポートしようと模索が続いている。県内では大型連休中、オンライン授業やラジオ講座、インターネット教材などを試す取り組みが行われている。

 1日、盛岡中央高校付属中ではテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用した授業が行われた。下町寿男副校長が1年生18人に自然数や整数、有理数の違いを物語仕立てで説明。「テストに出るよ」などと呼びかけ笑いを誘った。親子で視聴し楽しめるよう工夫したという。

 佐藤優茉さん(1年)は「画面で資料が見られるのでわかりやすかった。友達の顔がみられ、声が聞こえるのもいい」と話した。同校はオンライン授業を、主体的に学ぶツールの一つと位置づけ。長期休校になった場合、自宅にネット環境が整っていない生徒には学校での視聴やパソコンの貸し出しを検討している。

 花巻市は2日から6日までコミュニティーFM「えふえむ花巻」で小中学生向けに英語や数学、朗読の特別授業を放送する。普及率が高く、ネットでも聴けるため、ラジオを活用した。今回は外国語指導助手らが講師を担当し、事前に録音した。本格的に採り入れる場合は、教員らに協力を求めるという。

 洋野町は、授業で活用するネット教材のIDとパスワードを児童生徒に割り振った。小学生は主要5教科、中学生はさらに音楽や技術なども学べる。ネットにつながっていれば、教員が進み具合や正答率などを確認できる。家庭のネット環境に差があるため必修にはしていない。(上地一姫)