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 住宅設備大手のLIXIL(リクシル)グループは1日、イタリアの子会社「ペルマスティリーザ」を米国企業に売却すると発表した。ビルの外壁材などをつくるペルマ社は業績が振るわず、グループの足を引っ張っていた。

 ペルマ社は2011年、創業家出身の潮田(うしおだ)洋一郎氏が主導して子会社化した。赤字が続き、いったんは中国企業に売却しようとしたが米国当局の承認が得られず、18年11月に売却を断念していた経緯がある。

 売却先の米企業アトラス社は建設や製造業を幅広く手がける。売却額は公表していない。リクシルの瀬戸欣哉社長兼最高経営責任者(CEO)はウェブでの記者会見で「ペルマ社に投資を続けるのは困難。投資を続けられる会社を(売却先に)選んだ」と説明した。

 潮田氏と瀬戸氏は昨年、リクシルの経営権をめぐって対立し、定時株主総会で瀬戸氏がCEOに返り咲いた。(高橋尚之)