健康不安説浮上の金正恩氏、式典に参加 20日ぶり動静

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ソウル=鈴木拓也
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 北朝鮮朝鮮中央通信は2日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が1日に北朝鮮西部・平安南道の順川リン酸肥料工場の竣工(しゅんこう)式に参加したと伝えた。北朝鮮メディアが正恩氏の動静を伝えるのは、4月11日の党中央委員会政治局会議への出席以来、20日ぶり。北朝鮮消息筋などからはこの間、正恩氏の健康不安が伝えられていた。

 同通信によると、正恩氏は1日の竣工(しゅんこう)式でテープカットを行い、「『万歳』の歓声を上げる市民らに手を振って答礼した」と報道。生産工程について解説を受けながら、工場の各所を見て回ったという。

 正恩氏をめぐっては、4月15日に故金日成国家主席の生誕を祝う「太陽節」の参拝行事への出席が確認されなかったことなどから、健康不安説が飛び交っていた。

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