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働き盛り世代・経営者に高い感染リスク 福岡市が分析

新型コロナウイルス

渕沢貴子
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 福岡市は1日、4月末までの新型コロナウイルスの感染状況を発表した。累計の感染者361人のうち、男性が205人で57%を占めた。年代別では、男性で30~50代が約57%、女性(156人)で20~30代が37%で、働き盛りの世代が数多く感染している傾向が分かった。

 また、感染経路が不明の新規感染者について、4月13日までの104人を分析したところ、男性が84人(81%)で圧倒的に多く、年代別では50代が最多。職種が分かった男女90人のうち「経営者・役員等」が31人で、3分の1を占めた。市の担当者は「いろんな人と会い、県外も含めあちこち出かける人」は感染のリスクも大きいとみる。

 感染前の行動履歴が判明した104人のうち、海外か東京・大阪を訪れた人が22人、会食や接客を伴う飲食業との関わりがあった人が40人いた。このうち店が特定できた24人の事例をみると、繁華街の中洲が多く、博多、天神も目立った。ただ、クラスター(感染者集団)の発生はなく、店が感染源になったとは言えないという。

 市の担当者は「4月22日以降、1日の感染者数は1桁が続くが、3月の3連休の時のように気を緩めると、ぶり返してしまう。大型連休の間も(密閉、密集、密接の)3密を避け、『家にいる』ことを徹底してほしい」と話している。(渕沢貴子)

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