[PR]

 トヨタ自動車とホンダ、スバル、マツダの日系自動車大手4社は1日、米国で4月に販売した新車の台数を発表した。計18万4千台で、前年同月より52%の減少となった。新型コロナウイルス対策で、多くの販売店が実店舗での営業停止に追い込まれており、過去にほぼ例のない歴史的な減少率を記録した。

 トヨタは8万4千台、ホンダは5万7千台で、ともに前年同月比54%減。スバルとマツダもそれぞれ47%、44%の大幅減だった。新車販売は景気動向をいち早く示す指標として注目され、米経済の急激な落ち込みがうかがえる。米国スバル幹部は「過去に例のない自動車産業の現状を示している」と述べた。

 ゼネラル・モーターズ(GM)などの米大手や日産自動車は月ごとの販売台数の発表をやめている。米調査会社は、市場全体でも4月は前年同期比53%減となり、この数十年間で最大の減少だったと推計する。

 ただ、一部の州では外出規制を緩める動きも出ており「4月が底」(アナリスト)との見方もある。ホンダは「4月の最終週には改善の兆しが出た」という。(ワシントン=江渕崇)