[PR]

 プロ野球ヤクルトのドラフト1位右腕、奥川恭伸(やすのぶ)がまた一つ段階を踏んだ。2日、埼玉・戸田球場のメインのマウンドで打者を立たせての投球練習を行い、「捕手ともサイン交換が出来た。ブルペンでの感覚とは全然違ったし、試合勘を取り戻すためにこういうこともやっていきたい」と語った。視察した高津臣吾監督は「対応能力の高さを感じたし、早く(実戦で)打者に対して投げたいオーラが出ていた」とのコメントを出した。

拡大する写真・図版埼玉・戸田球場のマウンドで投球練習を行うヤクルトの奥川=球団提供

 奥川はこの日、オンライン取材に応じた。1月に右ひじの炎症が確認され、ノースロー期間をへて、徐々に状態をあげてきた。「ここまでは順調にきていると思うので、焦らず取り組んでいきたい」。新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が見通せない状況が続くが、「この先、長くやっていくため、いまは自分の課題に取り組む時間に出来ている。気持ちの浮き沈みは全くない」。

拡大する写真・図版埼玉・戸田球場のマウンドで投球練習を行うヤクルトの奥川=球団提供

 石川・星稜高時代には4度甲子園を経験し、昨夏は準優勝に大きく貢献した19歳。全国高校総体の中止が決まるなど、高校生も新型コロナの影響を受けている。開催の可否が検討されている今夏の第102回全国選手権大会について「甲子園という大舞台で経験したことはいまに生きている。甲子園に出たい高校3年生はたくさんいると思うし、自分が高校生だったら大会をやって欲しいと感じると思う」と心情をおもんぱかった。

拡大する写真・図版オンラインでの取材に応じるヤクルトの奥川=球団提供