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 厚生労働省は2日、抗ウイルス薬レムデシビルを新型コロナウイルスの治療薬として早期に使うため、国内の薬事承認の審査を簡略化できる「特例承認」の手続きに入った。承認されれば、新型コロナの治療薬としては国内初となる。近く製造する米医薬大手ギリアド・サイエンシズの日本法人から申請が出され、1週間程度で承認される見通しだ。今月中にも使用できるようになる。

 レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬をめざして開発された。政府は2日、特例承認のため、持ち回り閣議で政令を改正した。厚労省は審査を踏まえ、対象の患者や用量・用法などを細かく決める。加藤勝信厚労相は対象患者は米国での使用方法を踏まえて議論していくとした。供給量が限られることから、「必要量の確保に向けてよく調整したい」と述べた。

 特例承認の対象は、国民の健康に重大な影響を与える恐れがある病気の蔓延(まんえん)防止に必要で、日本と同水準の承認制度がある国で販売されるなどした医薬品。2009~10年に新型インフルエンザが流行した際、海外2社のワクチンがこの制度で承認された。レムデシビルについて政府は、日本と同水準の承認制度がある国として米国など欧米5カ国を指定した。

 これに先立ち、米食品医薬品局(FDA)は1日、新型コロナ治療薬としてレムデシビルの緊急時の使用許可を出した。通常の薬事承認と異なり、一時的なものだ。人工呼吸器を使うなどしている重症の入院患者が対象。深刻度に応じて5日間または10日間、静脈から投与される。FDAは副作用として肝臓の炎症や細胞損傷、低血圧、吐き気、発汗、悪寒を挙げる。FDAは「レムデシビルを新型コロナの治療に使う利点は、潜在的なリスクに勝ると考える」としている。

 ただ、先月29日に英医学誌ラ…

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