新型コロナウイルスによる外出自粛や休業要請で、苦境に陥った飲食店が持ち帰り(テイクアウト)や宅配(デリバリー)に活路を見いだしている。店を後押ししようと、地域ぐるみで支援する動きも出ている。
「テイクアウト始めました」。日本一長いとされる大阪市北区の天神橋筋商店街では、持ち帰りサービスを始めた飲食店の貼り紙が目立つ。
溶岩焼き料理店「市」では、ランチ客が減り始めた9日から店頭で日替わり弁当と総菜30種類の販売を始めた。用意した弁当80食は午後1時には完売。仕事の合間に弁当を買った男性(71)は「店内では食べたくないので助かる。色々な店のテイクアウトを楽しんでいる」と話す。
休業を強いられた他店の従業員を配達員として雇う。水本貴之社長は「緊急事態宣言が終わっても客が戻ってくるとは思えない。店を続けるためにも細々とでもやらないと」。混み合うスーパーを避けて買いに訪れる高齢客もいる。
外出自粛や休業要請で苦境に立たされている飲食店。ドライブスルーの導入や着ぐるみで配達など、あの手この手で乗り越えようとしています。地元の店を応援しようと市民有志が始めた宅配サービスの名は……。
■商店街にドライブスルー パ…

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