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 「進路について保護者と考えるように」

 西日本にある私立高の強豪柔道部の監督が3年生に呼びかけたのは、4月上旬だった。

 普段の年なら全国高校総体の予選が各地で行われる6月ごろから、大学へのスポーツ推薦入学を目指す生徒の進路活動は活発になる。

 スポーツ推薦は一般的に大会成績をポイント化し、学業成績などを合わせて合否を決める。だが、柔道は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月の高校選手権が行われず、7月の金鷲旗と8月の高校総体も開催の見通しが見えなかった。「例年なら全国ベスト8を推薦の条件にした大学も、その基準が今年は決められないだろう。そうなれば早い者勝ちだ、と思った」と監督は明かす。

大学、判断材料に苦慮

 コロナ禍は収束せずに、金鷲旗は4月10日、高校総体も同月26日に中止が決まり、柔道は“3大大会”すべてがなくなった。監督はいう。「2年生までの実績を基に、全3年生の第1志望の大学にアプローチを終え、ほぼ全員の進路が決まった。試合がない中で先の目標を立てることが難しいが、進路が決まっていれば新たなスタートが切れる。逆境をプラスにしてあげたい」

 高校総体の中止によるスポーツ…

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