碁会所、クラウドファンディングで守ろう コロナで窮地

大出公二
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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため臨時休業している全国の碁会所や囲碁サロンを支援しようと、クラウドファンディング(CF)「みんなで守ろう『囲碁を楽しめる場所』」が立ち上がった。

 今月1日からCFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で寄付を募っている。開始3日で目標の300万円に迫る240万円超が集まったが、支援先の店舗も増えており、6月15日まで募金を続ける。

 コロナ禍ですでに利用者が激減していた碁会所は、4月7日の政府の緊急事態宣言を受けて相次ぎ休業。収入源を断たれて閉店するところも出ている。

 CF発起人の長井多葉紗(たばさ)さん(37)は、日本棋院の元院生の囲碁インストラクター。小学生のときに囲碁を覚え、放課後は碁会所に通っていた。

 「囲碁が好きな人たちが集まり、碁盤を挟んで対局し、わいわい感想を言い合う空間が大好きでした。コロナショック明けに営業を続けられるよう力になれれば」

 4日現在で支援先は24店舗。6日まで助成申請を受け付ける。寄付や助成申請の詳細はCFサイト(https://readyfor.jp/projects/igo別ウインドウで開きます)。(大出公二)

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