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 新型コロナウイルスを退治するため、妖怪や神話にだって頼りたい――。

 宮城県白石市の弥治郎こけし工人、新山実さん(64)は、疫病から人々を守ろうとの思いで、妖怪アマビエを題材に、こけしを作っている。江戸時代の絵を参考に、長い髪、鳥のくちばしのような口と魚のようなウロコが付いた体を青や黄など明るい色彩で絵づけする。

 SNSなどで広がり、半月で注文が100件をゆうに超えた。コロナ禍で5月のこけしコンクールは中止になり、活動拠点のこけし村も休館中。「思いがけない多くの引き合いに、皆さんの終息への願いを感じます」。2千~3千円、注文は電話(090・2981・3680)で。

 仙台市宮城野区の榴岡天満宮には、直径2メートルほどの茅(ち)の輪が据え付けられている。スサノオノミコトが「疫病を逃れるため、茅の輪を腰につけよ」と教えたという神話が由来だ。普段は6月と12月の大祓(おおはらい)式の時だけだが、今回初めて、特別に設置したという。

 8の字を描くように左、右、左と順にくぐるしきたり。参拝する人はこの連休中も絶えない。(伊藤政明、石橋英昭

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