岡山県新見市の酒造会社「三光正宗」が、手指の消毒に使える高濃度スピリッツを製造した。新型コロナウイルス感染症が広がる中、「醸造メーカーにできることを一刻も早く」と、3月から原料の調達など準備をしていた。
三光正宗は、県内で数少ない「スピリッツ製造免許」を持つ酒造会社だ。一般向けのスピリッツは作っていなかったが、消毒用アルコール不足が深刻化したのを受け、急ぎ準備し、5千本分を製造。「三光スピリッツ65%」(1本720ml、税込み2200円)と名付け、4月22日に発売した。
ちょうどこの日、厚生労働省がアルコール濃度が60%以上の酒を手指消毒用に使ってよいと通達した。「思ってもいなかった絶好のタイミングになった」と宮田恵介社長は話す。
ただ発売は広く知らせず、まず地元の酒店だけに卸した。「県外から大勢買いに来られたら、地元の人の手に届かなくなる」との思いからだ。週末を挟み5日間で地元の需要に応えたと判断。4月27日に市に120本を寄贈し公表した。
材料は国産の醸造用アルコール…
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朝日新聞社会部