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 安倍晋三首相は4日、首相官邸で開いた記者会見で、緊急事態宣言を全国一律で31日まで延長することを表明し、「一時は1日700人あまりだった新規感染者数が、3分の1まで減少した。欧米のような感染爆発が起こるのではないかという悲観的な予想もあったが、国民の行動は未来を確実に変えつつある」として、国民に感謝を述べた。

 その上で、今も1万人以上が病院などで療養中であることを挙げ、「こうした努力をもうしばらく続けなければならないことを、皆さんに率直に伝えなければならない」と発言。今後も感染抑制に向けた協力を呼びかけた。特に警戒が必要な13都道府県については「引き続き極力8割の人との接触の回避をお願いしたい」とした。

 さらに、「有効な治療法やワクチンが確立するまで、感染防止の取り組みに終わりはない。それまである程度の長期戦を覚悟する必要がある」と述べた。「『コロナの時代の新たな日常』を一日も早く作り上げなければならない」と語り、新型コロナウイルスを前提にした社会のあり方を模索する考えを示した。

 首相が記者会見するのは、4月17日に緊急事態宣言の対象区域を全国に拡大したことを受けて開催して以来、17日ぶり。会見で首相は、緊急事態宣言の延長について「当初予定していた1カ月で緊急事態宣言を終えることができなかったことについては、国民の皆さまにおわび申し上げたい」と陳謝した。