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 イスラエルのネタニヤフ首相は4日、新型コロナウイルスの感染が沈静化し始めたことを受け、外出制限の解除へ向かう具体的な出口戦略を発表した。学校や経済活動を段階的に再開していく一方で、感染拡大に転じて一定の基準を超えた場合には、再び規制を強化する方針も示した。

 イスラエルでは1カ月にわたる外出禁止令を経て、新規感染者数や重症者数が減少傾向にある。ネタニヤフ氏は「大きな成功を収めた」として、早期の国境封鎖や厳しい外出禁止令が効果を発揮したと評価した。

 今回、新たに許可された活動は、自宅から100メートル圏外への外出▽祖父母を含む近親者への訪問▽屋外での20人以内の集会――など。また、7日からはショッピングモールや市場も営業を再開。幼稚園、小中高校も5月末までに順次開校し、6月には大学も再開する。

 一方で、ネタニヤフ氏は第2波への警戒も呼びかけた。新規感染者100人未満(感染集中地区を除く)▽感染者倍増に要する期間が10日以上▽重症者250人未満――といった条件を満たさない状況となれば、外出制限を再び強化する必要があると明言した。(エルサレム=高野遼)