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 米中西部ミシガン州の日用品店で、マスクの着用をめぐる口論をきっかけに、警備員の男性が射殺される事件があった。地元検察が4日、容疑者の親子3人を第1級殺人などの罪で訴追し発表した。死亡した男性には子どもが8人おり、遺族を支援するためのクラウドファンディングには同日夜までに11万ドル(約1170万円)以上の寄付が寄せられている。

 事件は1日午後に同州フリントで発生。店の警備員カルビン・ムネリンさん(43)から、娘がマスクを着けていないことを注意された母親のシャーマル・ティーグ容疑者(45)が、いったん店を離れた後、夫のラリー容疑者(44)と息子のラモニエ容疑者(23)と共に店に戻り、ムネリンさんの後頭部を銃で撃った。ムネリンさんは意識不明で病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。

 同州では、密集した公共空間に行く際はマスクなどで顔を覆うことが知事令で義務づけられている。検察官はムネリンさんについて「彼はただ、従業員や客の安全のために知事令を順守させるという、彼の仕事をしていただけだ」としている。シャーマル容疑者はすでに身柄を拘束されたが、ラリー、ラモニエ両容疑者は逃走しているという。(ニューヨーク=藤原学思)