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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今夏の高校総体が中止になった。一部競技を除き、高校3年にとっては部活動の集大成の場が失われた。そんな高3の皆さんへ、先輩たちが胸を痛めつつ、メッセージを送ってくれた。厳しく、温かい言葉の数々――。

 1980年のモスクワ五輪は東西冷戦下、ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議する米国に追随し、日本がボイコット。晴れ舞台を奪われた「幻の代表」が、18競技で178人いた。

 女子体操の津田桂さん(55)は当時、高校1年だった。今、相模原市で小学校教員をする。高校生たちに、「競技をやってきた者は常に前向きに、と言われがちですが、どんな感情も正解。どこにぶつけていいかわからない怒りも落胆も、押し殺す必要はない」と語りかける。「その感情こそが頑張ってきた証し。やってきたことに無駄は何一つありません」

拡大する写真・図版現役時代の内田桂(現姓・津田)=本人提供

 津田さん自身も知らず知らずのうち、否定的な気持ちを封印してきた。数年前、当時の代表たちと心の内を語り合う機会があり、そこから自分の体験や当時の思いを伝えていこうと、前向きな気持ちに切り替えられていったという。

拡大する写真・図版津田桂さん

 「みんなと伝え合うのもいい。自分の感情を整理することで、次に進める。そして、そういう思いをした人だからこそ、スポーツの勝ち負け以外の魅力を感じ、伝えられる人になってもらいたいです」

 同じ女子体操の竹内由佳さん(…

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