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 新型コロナウイルス対策の中で社会・経済活動の再開を一部容認する政府方針を受け、県は5日午前に対策本部会議を開いた。県外からの利用が見込まれる施設などを除く公共施設の利用制限を緩和することや、外出の際の心得を盛り込んだ「鳥取型新しい生活様式」を県民に呼びかけることを決めた。

 7日から全面開館するのは、県立博物館、県立図書館など、県民が利用する文教施設や屋外施設が中心。開館する理由として県は「県内で2週間以上感染が確認されていない」「医療体制などもひっぱくしていない」ことを挙げた。ただし、人と人との間隔を2メートル開けるよう展示の配置を工夫する▽混雑時に入場制限をする▽イベントは50人以下で開く、など密閉・密集・密接の「三つの密」状態にならないようにするのが条件。

 一方、地域外の人が利用する可能性が高く、構造上「三密」を防げない施設は15日まで休館を延長し、その後については状況をみて検討する。該当するのはとっとり花回廊、鳥取砂丘こどもの国といった観光施設や大規模体育館など。

 このほか、県民の「生活様式」として、県境をまたぐ往来や接客を伴う夜の飲食店への外出を引き続き控えるよう求めつつ、「三密」防止や咳(せき)エチケット、手洗い、マスク着用などに十分に気をつけながら外出することは構わないとした。平井伸治知事は、感染者数が少なく病床の確保も進んでいる県の状況を踏まえて「(感染防止と)経済・社会活動との調和を目指す、全国の中の先導的な役割を果たさなければならない」と述べた。

 19市町村の首長がテレビ会議で参加し、県の方針に沿う考えを示した。米子市も7日から市内29カ所の公民館の貸館、公会堂、観光センター、児童文化センターなどを再開することを決めた。市民体育館などの体育施設や体育館での学校開放事業は15日まで休止を延長する。鳥取市も会議を開き、公園や農産物加工施設などの利用制限を7日から緩和することを確認した。(東孝司、大谷秀幸)

主な施設の開館・休館状況

【7日から全面開館】

県立博物館、県立図書館、県立公文書館、大山自然歴史館、布勢総合運動公園、二十一世紀の森、とりぎん文化会館、倉吉未来中心、米子コンベンションセンター、県民ふれあい会館

【15日まで休館延長】

二十世紀梨記念館、夢みなとタワー、とっとり花回廊、鳥取砂丘こどもの国、砂丘ビジターセンター、山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館、大山青年の家、武道館、鳥取産業体育館、米子産業体育館、倉吉体育文化会館、県民体育館

※県の対策本部会議資料より

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