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 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちのくらしや社会を大きく変えました。直面する不安に、どう向き合い、乗り越えていけばいいのか。各界で活躍する人たちに尋ねました。

写真家・石川直樹さん(42)

 ぼくは思ったらすぐ行動するタイプの人間です。すぐに現地に飛んで、すぐに人に会いに行く。新型コロナウイルスの影響で、それができなくなりました。

 今は東京の自宅で仕事をしていますが、ニュージーランドでの雑誌の取材や、東京や奈良での写真展は延期。個展のためブラジルに1カ月滞在する予定も、延期になってしまいました。

 ぼくの活動の核になっているのは、身体感覚です。旅をして、そこに身を置かないとわからないことを体験し、撮影し、つづってきました。偶然を呼び込み、いくつもの選択肢を与えてくれるのが旅です。新しい世界と出会い、自らに驚きをもたらすことで、自分自身がどんどん変化していきます。

 なのに今はそれができない。だから、本を読み、新聞やインターネットなどから正確に情報を受け取り、想像力で旅をすることを止めないようにしています。

 混乱しているのは、日本や欧米…

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