米エアビー、従業員4分の1を削減へ 民泊利用が急減
サンフランシスコ=尾形聡彦
民泊仲介サイト世界大手の米Airbnb(エアビーアンドビー)は5日、全世界の約7500人の従業員のうち25%の人員を削減すると明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な巣ごもりで、民泊の利用が急減しているためだ。コロナ禍は、シェアリングエコノミーの代表格にも大きな打撃を与えている。
エアビーのチェスキー最高経営責任者(CEO)は5日、従業員にあてたメモで、大幅な人員削減に踏み切る考えを伝えた。チェスキー氏は、新型コロナウイルスの影響で、「世界中の旅行が停止してしまった」と説明。人々が旅行する動きがいつ戻ってくるか見通せないうえ、旅行がこの先再開されるようになっても、「(かつてとは)異なる姿になるだろう」とし、約1900人の削減に踏み切る考えを示した。
コロナ禍で、同社の今年の売上高は、昨年の半分を下回る見通しだという。(サンフランシスコ=尾形聡彦)
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