拡大する写真・図版「ストリートビュー」画面の中で自転車旅行気分を味わう岡田悠さん。手で合図すると画像の方向が変わる仕組みだ=本人提供

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 新型コロナウイルスの感染拡大で世の中が外出自粛を続けるなか、気軽に北海道で自転車旅をしている東京の男性がいる。でも誤解しないで。旅を満喫しているのは仮想現実での中。でも、そのやり方は本格的。いざ、鹿児島をめざすという男性の部屋の中へ。

フィットネスバイク+ストリートビュー

 東京都品川区のマンションの一室。モニターに向かってフィットネスバイクをこぐ男性がいる。

 IT会社員の岡田悠さん(32)。好きなときに走り、自由に行き先を変える。ユニークな試みのネット実況が人気を博している。

 旅の仕方はこうだ。

 グーグル社が提供するウェブサービス「ストリートビュー」を活用する。岡田さんのフィットネスバイクに仕掛けがある。ペダルの回転数を「ストリートビュー」に連動させているのだ。電子工作に詳しい知人の協力を得て、短期間で作り上げた。

 画面に表示される映像は、こいだ距離に応じて変わり、ウェブカメラに向けて手で合図すれば、好きな方向に「転進」できる。道沿いの景色を360度で映し出せる「ストリートビュー」の機能をいかんなく発揮させた。

拡大する写真・図版岡田悠さん=本人提供

 岡田さんは仕事のかたわら、トラベルライターとして旅行記をウェブメディア「cakes」「オモコロ」などに寄稿してきた。これまでに70カ国を訪ね、長期休暇には欠かさず旅に出た。アメリカのシアトルからサンフランシスコまで自転車で旅した経験もあり、「野犬に追われて大変な目にあった」。

 そんな岡田さんも巻き込まれた新型コロナ禍。3月1日に会社がリモートワークになり、自らの結婚式も中止に。自宅でのオンライン飲み会にも飽き足らなくなった岡田さんの旅心は募るばかりだった。4月も半ば、仮想旅行を思い立ったのは、「衝動的」だった。

■アイデアさえあれば 面白いこ…

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