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 インド東部ビシャカパトナムにある韓国LG系の「LGポリマーズ・インディア」の化学工場で7日、ガス漏れが起きた。インド政府によると、漏れたのはスチレンを含んだ有毒ガスとみられる。少なくとも子どもを含む周辺住民ら11人が死亡、約1千人が体調不良を訴えているという。

 インド政府によると、ガス漏れは同日午前2時半ごろ発生。影響は一時、半径約3キロの範囲に及んだという。地元メディアは、路上で倒れ込んだり呼吸困難を訴えたりする人々の姿を報じた。インドでは3月下旬からロックダウン(全土封鎖)が続き、工場は稼働を停止していたが、封鎖の一部緩和により稼働再開の準備をしていた。

 LGポリマーズ・インディアのホームページによると、同社はLG化学が現地企業を買収して1997年に設立した。工場では、プラスチック製品の材料となるポリスチレンなどを生産していたという。(奈良部健)