米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)は6日、今年1~3月に電子版の購読者数が46万8千件増と過去最大の伸びを記録したと発表した。新型コロナウイルスをめぐる報道が新たな読者を引きつけており、4月末時点では電子版の購読者数が400万件に達したという。
NYTは3月、新型コロナについての記事の多くを、有料契約者でなくても読めるようにした。3月の月間ページビューは25億と普段から倍増。「米国の成人の半分超がNYTにアクセスした」としており、その結果、新たな有料読者の獲得にもつながった。電子版の購読料を月15ドル(約1600円)から17ドルに値上げしたが、購読者は増え続けた。
2011年にNYTが電子版を有料化して以来、これまで購読者がもっとも伸びたのはトランプ政権が発足した17年1~3月の30万8千件増。政権に批判的な報道が新たな読者を呼び込んだ。今回は、それを5割超も上回る驚異的な伸びだ。
電子版、クロスワードアプリ…

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