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経済インサイド

 上越新幹線の燕三条駅から南に約10キロ。新潟県三条市の水田地帯を抜けると、里山を背にしたコンクリート打ちっ放しの建物がたたずむ。美術館のような外観だが、鍛造の鉄で爪切りをつくる「諏訪田製作所」の工場だ。

 三条市や隣接する燕市は金属加工のまちとして知られる。洋食器をはじめ、様々な金属製品は日本のみならず世界的に知名度が高い。諏訪田製作所の爪切りも、当地を代表する金属製品の一つだ。

拡大する写真・図版ガラスごしに鍛造の工程を見られる諏訪田製作所の「オープンファクトリー」と小林知行社長=2020年3月、新潟県三条市

 中に入ると、黒基調の内装に間接照明が映える。壁一面を覆うガラス窓の向こうで、職人が熱で真っ赤に染まった鉄棒をプレス加工機でたたいていた。爪切りの製造工程のほとんどを自由に見学できる「オープンファクトリー」だ。

 燕三条の製造品出荷額は計約7300億円(2017年)。日本でも有数の「ものづくり」地帯の一つだ。リーマン・ショック後は一時生産が落ち込んだが、近年はほぼ以前の水準に回復。アウトドアの有名ブランドも多く輩出する「メイド・イン・燕三条」の強みの背景とは。

 爪切りは、針金などの金属を切…

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