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 朝日新聞社、毎日新聞社、日本将棋連盟でつくる名人戦実行委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の全国での延長を受け、19~20日に長野県高山村で予定していた第78期将棋名人戦七番勝負の開幕を6月に再延期することを決めた。七番勝負を6~8月に開催する方向で検討する。詳しい日程、場所については決まり次第発表される。

 今期の名人戦は、初防衛を目指す豊島将之名人(30)=竜王とあわせ二冠=に、渡辺明三冠(36)が挑む。

 開幕再延期を受け、両対局者が7日、それぞれ取材に応じた。

 豊島名人は「緊急事態宣言が延長されたので予想はしていた。ずっと対局がないので、対局したかったが、仕方がない。実戦不足という不安はあるが、時間はたくさんあるので、開幕の時にいい状態で指せるように調整したい」と話した。

 名人初挑戦の渡辺三冠は「5月19日の開幕が近づいていたが、本当にできるのだろうか、という気持ちだった。確実に対局できるという状態にならないと、気持ちが高まってこない。これから技術面、精神面でのコンディションを上げていきたい」と語った。