[PR]

 高知県四万十町は4月7日、町独自の判断で町立小中学校計17校を再開した。同町では3月4日から一斉休校に入り、4月7日からいったん新学期が始まったが、政府が緊急事態宣言を全国に拡大したのに伴い、同21日から再び休校していた。17日ぶりに校舎に子どもたちの笑顔が戻った。

 町立窪川中学校では午前8時ごろ、マスク姿の生徒たちが次々に登校した。浜町菜那さん(3年)は「人が集まる不安もあるけど、友だちや先生に会えてうれしい」と笑顔で話した。同校では教室の換気やアルコール消毒をし、授業や給食で生徒を対面させない対策をとる。机の間隔は、教室に広げる余裕がないため、変えられなかったという。冨永雅校長は「子どもたちの安心安全を大切にし、日常を取り戻していきたい」と話した。

 町教育委員会によると、町や近隣自治体で感染者が確認されていないことから、授業の再開を決めたという。部活動は24日まで自粛する。授業時間の確保のために、夏休みの短縮を検討しているという。川上哲男教育長は「子どもや保護者のストレスは限界。常に情報を入れて方針を協議したい」と話した。

 県教育委員会などによると、南国市は18日、高知市といの町は25日から学校の再開を検討しているという。それ以外の市町村は、週明けの11日から学校を再開する予定。(湯川うらら、加藤秀彬)