新型コロナウイルスに感染し、症状が重くなったときに必要となる人工呼吸器。コロナとの長い闘いを見据え、メーカーは増産を急ぐ。患者が急増した米国では、動物向けの人工呼吸器を人に使うケースも出ているが、国内で呼吸器が不足したとき、動物用は使えるのだろうか――。
「うちの病院からは3台提供しました」。こう話すのは米ノースカロライナ州立大獣医学部助教の上田悠さんだ。米国で獣医師になり、日本獣医救急集中治療学会の副理事長も務める。
ニューヨーク州やカリフォルニア州などで感染者が急増した3月中旬、米国内では人工呼吸器が足りなくなるおそれがあった。そこで全米の獣医師たちが連絡をとりあい、動物病院で使う人工呼吸器のうち、新型コロナの患者に使えるものがどれくらいあるかを調査。病院名や提供できる台数をリストにまとめ、医療機関と連携をとった。
機器を提供する際には、上田さ…
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朝日新聞社会部