[PR]

 総務省が8日発表した3月の家計調査で、2人以上の世帯の消費支出は前年同月より実質で6・0%減の29万2214円だった。前年に消費増税直前の駆け込み需要があった2015年3月以来の大幅な落ち込みだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出やイベントの自粛などで幅広い費目で支出が減少した。

 減少は6カ月連続。10ある品目分類のうち、「教養娯楽」「被服及び履物」「食料」など7品目で支出が減った。内訳では、飲食店での飲酒代が53・5%減、パック旅行費が83・2%減、文化施設入場料は71・4%減など。式典の見合わせなども響き、婦人用洋服は35・2%減だった。

 一方、ゲーム機は165・8%増、書籍は12・3%増と支出が増えた。自宅で過ごす時間が増えたことによる「巣ごもり需要」の影響とみられるという。パスタが44・4%増となるなど、保存が利く食料への支出も増えた。

 総務省は「学校の休校などによる生活への影響が顕著に出た。4月も方向性は変わらないのでは」としている。