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 陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備される予定の自衛隊初のオスプレイ部隊17機のうち、最初の2機を積んだ米国本土からの民間輸送船が8日午前8時半ごろ、山口県岩国市の米軍岩国基地の港湾地区に着岸した。計画では同基地で点検・整備、飛行訓練などを実施する。

 防衛省中国四国防衛局が岩国市に連絡した。防衛局によると、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、作業の実施時期は未定。木更津への輸送時期も確定していない。

 岩国基地では、2012年から段階的に沖縄に配備された米軍のオスプレイも陸揚げされ、飛行訓練などを行った経緯があることから、市は今後の陸揚げも岩国を通例としないよう配慮することを防衛局側に要請している。

 本来の配備先は佐賀空港(佐賀県)だが、地権者の同意取得が難航して配備のめどはたっておらず、木更津でも住民団体が反発している。この日は港湾地区を望む堤防で市民有志約20人が抗議の監視活動を実施。「一時的であれ岩国基地の機能強化であり、認められない」と訴えた。(具志堅直)