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 アサヒビールとキリンビールは8日、余っているビールを消毒用アルコールにするため、茨城県の酒類メーカーに無償で提供すると発表した。ビールを蒸留して高濃度のエタノールを取り出し、5月中旬から同県内の自治体に無償で提供する予定だ。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う飲食店の営業自粛の影響で、業務用につくられた大量のビールが行き場をなくしている一方で、消毒用アルコールは不足している。4月からウイスキーの原酒を消毒用アルコールとして販売している木内酒造(茨城県那珂市)は、キリンとアサヒに余ったビールの活用を提案し、3社の協業が実現した。

 キリンは取手工場、アサヒは守谷工場から、それぞれ1万2千リットルのビールを木内酒造の蒸留所に提供。高濃度エタノール1260リットルができる見込みで、茨城県や取手市、守谷市など3社の施設がある自治体に提供する。費用は3社で負担する。(若井琢水)