感染者の個人情報誤掲載、弁護士ら第三者が検証へ 愛知

新型コロナウイルス

小林圭
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 愛知県新型コロナウイルスの感染者延べ495人の非公開情報を県のウェブサイトに誤って掲載した問題で、大村秀章知事は8日の記者会見で、「個人情報を誤って載せたことはあってはならない。患者さんやご家族におわび申し上げたい」と謝罪した。弁護士などの第三者に事実関係の確認と検証をしてもらう考えも明らかにした。

 県によると、今のところ転載や悪用は確認されていないが、苦情の電話が相次いでいる。氏名が掲載された感染者に連絡をとって謝罪しているが、一部の当事者からは損害賠償を求める声も出ているという。誤掲載した一覧表には、感染者の氏名のほか、職業や関係性について家族や同僚のほか、「愛人?」などと書き込んでいたことも認めた。

 個人情報は5日午前9時半ごろから午前10時15分ごろまでの約45分間、県が新型コロナに関する情報を紹介するウェブサイト上に掲載された。再感染者5人を除く490人のうち396人の氏名などが閲覧できる状況になっていた。他の感染者についても入院先医療機関や入院日、退院日、クラスター(感染者集団)などの非公開情報のいずれかが見える状態になっていた。(小林圭)

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