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 新型コロナウイルスへの感染を調べるPCR検査を増やすため、群馬県館林市に11日、「館林地域外来・検査センター」(PCRセンター)が開設される。主体となる館林市邑楽郡医師会が8日発表した。県の保健所を通さず、地域の医師の判断で検査が可能となる。同様のPCRセンターは東京都内に約10カ所あるが、県内では初めて。13日から運用を始める。

 市と医師会の協議で事実上、設置が決まった。県の委託を受ける形で医師会が運営。市と邑楽郡5町が看護師や保健師を派遣する。発熱などがある人は、かかりつけ医を受診して医師の判断でPCR検査を受けるか、患者自身が県感染症コールセンターへ連絡し、保健所から紹介された医療機関で電話による診断を受けてから検査を受ける。

 保険診療となる検査は予約制で月、水、木曜の午後1時~2時半に受け付ける。受診者はPCRセンターを車で訪れ、降りてすぐのブースで検体採取を受ける。翌日夕には結果がわかるという。

 センターには医師と看護師ら6人が待機。検査は1日10人前後から始め、徐々に増やす。3カ月程度実施する。館林・邑楽地域に在住か在勤の人が対象。検査に余裕があれば、域外からの受け入れも検討する。

 医師会の真中千明会長は「PCR検査のハードルが高すぎる現状を改善し、住民の不安の解消につながる」と期待。須藤和臣市長も「感染拡大を防ぐには早期発見と隔離が重要で、PCRセンターは効果的。感染を疑う人がすぐに診てもらえる安心感は大きい」と話した。(長田寿夫)

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