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 愛知県豊田市と豊田商工会議所などは、市内で運営されている小型電気自動車(EV)のカーシェアリングサービス「ハーモライド」を使い、弁当などの飲食品を宅配する実験を8日に始めた。新型コロナウイルスの影響を受ける飲食店を支援するのが狙いで、1週間ほどやってみて、さらに続けるか検討する。

 ハーモライドのEVは、市役所や名鉄豊田市駅前、商議所、コンビニエンスストアなどにある68カ所の「ステーション」に計130台が配置されている。会員登録すれば利用でき、どのステーションで降車、返却してもよい。利用料金は1人乗りの場合、最初の10分が203円で、その後は1分ごとに20円が加算されるが、今回の実験では店側から利用料を徴収しない。

 豊田市駅周辺のピザ店や洋食店など4店が実験に参加。各飲食店は近くのステーションに行き、EVに乗って宅配する。また、ハーモライドを運営する物流業者が、EVを別のステーションに回送するついでに飲食店に寄って弁当などを受け取り、市役所と商議所に配達する。

 8日は「ピッツェリア イルファーロ」がピザ4枚を商議所に届けた。イルファーロ代表の林直人さん(41)は「新型コロナで飲食店が厳しい中、ハーモライドでの宅配がうまく機能してくれればいいな、と思っています」と話した。(小山裕一)