イタリアのコロナ死者3万人超える 米英に続き3カ国目
ローマ=河原田慎一
イタリア政府は8日、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、前日より243人増えて3万201人になったと発表した。死者が3万人を超えたのは、米国、英国に次いで3カ国目。感染者数は前日より1327人増の21万7185人で、このうち9万9023人はすでに回復している。集中治療室にいる人数は4月3日の4068人をピークに減り続け、1168人となった。
一方、イタリアの国家統計局は今月4日、同国内の死者数が、新型コロナの感染が急拡大した今年2月20日~3月末までの間、2015~19年の同時期の平均人数より約2万5千人多かったと発表した。
3月末時点の新型コロナによる死者数は1万2428人。残りの約1万3千人の中には検査を受けずに亡くなり、新型コロナによる死者数にカウントされなかった人がいるとみられる。
感染が集中した北部ベルガモ県では死者数が6238人に上り、15~19年の平均人数の5・3倍に達した。(ローマ=河原田慎一)
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