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 沖縄県の尖閣諸島・魚釣(うおつり)島沖で8日夕、領海に侵入した中国公船2隻が付近の海域で操業していた日本の漁船に接近し、追尾した。海上保安庁が9日発表した。漁船に乗っていた3人にけがはなかった。

 第11管区海上保安本部によると、8日午後4時ごろから中国海警局所属の「海警」4隻が2時間にわたって領海に侵入。このうち2隻が午後4時50分ごろ、魚釣島の西南西およそ12キロの海上で操業中の漁船(9・7トン)に接近した。少なくとも数百メートルまで近づいたとみられる。

 海警は漁船を追いかけるような動きを見せたが、海保は警備していた巡視船を漁船との間に配備して警告。しばらくして2隻は追尾をやめたという。

 海保によると、領海に侵入した海警4隻はいずれも1千トンを超える大型船。このうちのどの2隻が接近したかは明らかにしていない。尖閣沖で中国公船が領海に侵入したのは4月17日以来で、今年に入り8回目。(贄川俊