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 新型コロナウイルスの影響で中断しているスポーツ界で、新たな常識が生まれつつある。プロスポーツの再開を見据え、各競技が練習や試合時のガイドライン(指針)を公表し始めた。推奨は社会的距離をとることに加え、マイボール使用などにも及んでいる。

 ドイツ西部ヘール=グレンツハウゼンにある施設で今月1日から男子のプロ8選手によるテニスの非公式大会が開催された。雰囲気は通常とは全く異なった。無観客の上、ボールキッズやテレビ中継のクルーすらいない。コート上には選手2人と主審の計3人だけだ。休憩時、選手は通常、主審を挟んで並んで座る。だが、今回はコートを挟み、はす向かいに設置されたベンチに座った。

 国際テニス連盟は同日に、大会開催を想定した指針を出した。握手など接触は避け、互いの距離を最低2メートルは空ける。コートチェンジ時はすれ違わないように移動し、ダブルスは控えることとした。ボールキッズ採用の場合はゴム手袋を着用させる。特にこだわったのが選手たちのボールの扱いだ。ボールは2セット以上用意し、選手が触れてもいいボールは自分の番号などがマークされたものだけだ。全米テニス協会は「ボールを拾う際は手を使わずに、ラケットや足を使って相手に返すこと」としている。

 ベースとなったのは、世界保健機関(WHO)が4月14日付でまとめたイベント主催者向けの暫定指針だ。国際オリンピック委員会(IOC)も文書作成に協力している。WHOは他人との接触を最小限にするように提言している。関係者全てに水筒を持たせ、水の回し飲みや、タオルの複数回使用を禁止。ゴミ箱にはふたをとりつけ、各チームに体温計を提供するなどとしている。

 ゴルフでは、米国ゴルフ協会とゴルフの規則を定める「R&A企業グループ」が手引きを公表。グリーン上で旗ざお(ピン)を抜かないことや、砂をならす道具のバンカーレーキを撤去するため、バンカーの砂はクラブや足を使って可能な限り整えることなどを推奨した。

「グラウンド1面に1人のみ」で練習も

 試合でコンタクトが避けられな…

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