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 京都府指定文化財の旧加悦(かや)町役場庁舎(与謝野町加悦)の耐震改修工事が終わった。昭和初期に建築された当時の姿を復元するなど、観光交流施設として生まれ変わった。

 旧庁舎は木造2階建て。1927(昭和2)年の丹後大震災で当時の庁舎が倒壊したため、2年後の29年に完成した。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「ちりめん街道」のシンボル的な建築物とされ、2002年まで役場として使われたが、老朽化のため、19年7月から事業費約1億円をかけて、耐震改修工事を進めてきた。

 府教委によると、旧議場の格縁(ごうぶち)風の天井を復元し、内部の壁も白からクリーム色に塗り替えた。1階に観光案内所を設置し、2階の旧議場はイベントなどで使えるように貸し出す。町観光交流課は「観光拠点として活用し、地域活性化に役立てたい」としている。(横山健彦)