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 新型コロナウイルスの感染拡大で品薄状態が続くマスクの供給に一役買おうと、障害がある人の就労継続を支援する事業所「ハピラコ」(愛知県豊橋市)がマスクづくりに乗り出し、好評を得ている。景気の減速は利用者の仕事にも影響が及びかねない状況だが、一人ひとりが思いを込め、作業に打ち込んでいる。

 JR豊橋駅近くのビルに入居しているハピラコでマスクの製作を始めたのは、4月中旬に緊急事態宣言が全国に拡大されて以降。「マスク入手に困っている人たちに一つでも多く届けよう」と約30人の利用者のうち日替わりで5、6人がガーゼマスクの製作を担当する。

 女性職員に導かれながら、用意した生地の裁断やミシンを使った重ね縫い、ゴムひもの取り付けなどの手作業を分業で進める。ゴムの代わりに女性用ストッキングを使うこともある。

 ハピラコでは贈答品の包装などの軽作業が多く、利用者にとってマスクづくりは初めての挑戦だ。早川明伸さんは「私たちみんなの強い思いが込められている。大切に使ってくれたらうれしい」と話す。

 マスクは利用者が接客を担っている近くのカレー店「アットカレー」で販売中だ。大人用が1枚500円、子ども用は450円。食事をしたら、1枚に限り350円、300円にそれぞれ値引きする。

 何度も使えるという経済性に加え、カラフルな木綿生地や印刷柄も「可愛らしい」と人気だ。ハピラコ管理者の佐藤良祐さんは「人繰りも限られ、1日に完成できるのは10個前後だが、できる限り、要望に応えていきたい」と話す。

 購入など問い合わせはハピラコ代表(0532・21・5474、土日休み)。(床並浩一)