[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って外出自粛が続くなか、奈良県広陵町の老舗靴下メーカー「ヤマヤ」が、靴下を材料にした猿のぬいぐるみ「ソックモンキー」づくりを呼びかけている。直営店の商品を購入した人に、材料をプレゼントしている。

 ソックモンキーは1920~30年代の大恐慌時代の米国で広まったとされる。子どもにプレゼントを買えない貧しい母親や祖母たちが、使い古しの靴下を使って手作りしたといい、米国では漫画のキャラクターにもなった。靴下に綿を詰めて胴体や腕をつくり、服のボタンなどで顔を表現する。

 ヤマヤの直営店「糸季(しき)」(奈良市)の野村泰嵩(やすたか)店長(26)は、大恐慌時代と現在のコロナ禍を重ね、企画を思いついた。「苦境を楽しいアイデアで乗り切ろうとした先人たちの知恵を借りた。かわいいソックモンキーをつくって、少しでも明るい気持ちになってほしいです」

 糸季の商品を3千円以上購入した人に、ソックモンキーの材料となる不用品の靴下と、詰め綿の代わりになる糸くずのセットをプレゼントしている。材料のセットのみも500円で販売し、この売り上げは県が設置した医療従事者支援の基金に寄付する。詳細は糸季のホームページ(https://siki-naramachi.com/別ウインドウで開きます)で。(根本晃)