拡大する写真・図版緊急事態宣言後、静まりかえった新宿ゴールデン街=4月21日、東京都新宿区、藤原伸雄撮影

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 密閉、密集、密接。「3密」の典型的な、つまりは人間による濃密な空間がつくられるのがスナックだ。新型コロナウイルスのために営業自粛を求められたうえ、酒と会話を提供するのが基本スタイルとあって他の飲食業のように持ち帰りでしのぐのも難しく、ほとんどが店のネオンを消している。「夜の社交場」を巡る状況は極めて厳しい。

スナック
 誕生は前回の東京五輪があった1964(昭和39)年ごろ。深夜バーへの営業規制が厳しくなったため、カウンター越しに軽食(スナック)も出す飲食店「スナックバー」を名乗ったのが始まりといわれる。

「バーチャルな空間になじめない」

 「『昼の2~3時間でもいいからカラオケを歌わせて』と常連さんから言われるんです」

 九州最大の盛り場、福岡市天神地区にあるスナックのママ(79)は言う。

 雑居ビルの1階を借りて三十数年。カウンター席に10人ほどが座れば満席だ。家賃は10万円、カラオケのリース代が1カ月に5万~6万円。光熱費や水道代などの出費も無視できない。

 市からは家賃の8割が補助され…

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