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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックでのメダル獲得に向けて、綿密な計画を立てていた選手たち。大会の延期でプランは大きく狂った。新型コロナウイルスの影響で、選手はどのような気持ちで過ごせばいいのか。ソウル五輪銅メダリストで、大会をめざす複数の選手を指導するメンタルトレーニング指導士の田中ウルヴェ京さん(53)に聞いた。

拡大する写真・図版田中ウルヴェ京さん

 ――田中さんもシンクロナイズド・スイミング(現アーティスティックスイミング)で五輪をめざす選手でした。現在の状況をどう見ていますか。

 「スポーツとはなにか、五輪は何のためにあるのか、私自身がここ数週間悩み、心理的に疲れました。もし自分が選手の立場だったら何を考えようとしていたか。おそらく水に入るときの気持ちよさを想像するでしょう。自分の競技をこんなに恋しく思える瞬間は、今しか味わえないと考え始めると思います」

 ――大会の延期は選手の心理面にどのような影響を与えていますか。

 「さらに技術を高める時間が増えるからモチベーションが上がると伝えてきた若手選手もいますが、それは少数で、悪影響を感じた選手は多い。競技や性別は明かせませんが『衝撃です』と話した選手もいました。けがを抱えながら五輪まではなんとか体をもたそうとしていたためです」

 「メダリストで自国開催でなければ引退していたベテランや、戦略的に絶好調で仕上がってきていた選手に影響が出ています。『10日間食事がのどを通らない』と話してきた選手もいます。延期が決まり、新たに相談に来た選手も複数います」

 ――共通するストレスはありますか。

 「多くの選手にとってのストレ…

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