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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年秋の全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)など三つの全国大会の中止が10日、発表された。大舞台を目指して練習に励んできた生徒や指導者からは落胆の声が上がった。

 「先輩が続けてきた夢をかなえることを目指してきた。中止は仕方ないと思うけど残念です」。67回開かれてきた全日本吹奏楽コンクールの高校の部で、全国最多の32回の金賞を誇る大阪府立淀川工科高校(大阪市)。部長の岡田凌央(りょう)さん(3年)は悔しがる。

 臨時休校で1年は入部できておらず、部員は2、3年だけで約120人。3月から部活動は中止となり、自宅で練習したり音源をユーチューブで聴いたりしてきた。部員同士は通信アプリで連絡を取り、顧問には各部員が電話で近況を毎週報告している。岡田さんは「来年1月の定期演奏会を新たな目標にしたい」と前を向く。

 「残念ですが受け止めるしかありません」。昨年、創部39年目で全国大会に初出場した石川県の小松市立高校は、顧問の安嶋俊晴教諭(53)が10日の昼過ぎ、LINEで部員57人に中止を伝えた。

 部長で3年の山二(やまに)栞(しおり)さん(17)は「安全のため、中止は仕方がない」と受け止める。ただ「コンクールは3年の部員にとっては高校生活の集大成。できるならやりたかった」。

 今年はトランペットの演奏力の高い部員がそろったため、3月に大会の自由曲もトランペットのファンファーレが印象的な「ローマの祭り」を選曲した。

 だが、直後に感染拡大に伴う学校休校で、部活動も禁止に。山二さんは「早くみんなと顔を合わせたい。部員の目標や思いがバラバラにならないようにしないと」と不安を募らせる。

 保護者や地元住民らに披露する定期演奏会を8、9月に開く予定で、安嶋教諭は「コンクールが活動の全てではない。また目標を作ってやっていくしかない」と気持ちを切り替える。

 愛媛県松前町の県立伊予高校は…

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