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 「米中争覇」の先行きを複雑にするのが、世界を襲う新型コロナウイルスの感染拡大だ。「コロナ」は米中対立にどのような影を落とし、いかに国際秩序を変えるのか。

 2018年末に始まった連載「米中争覇」は、軍事から宇宙、技術、情報戦など様々な分野で米中が激しく対立する現場を特集してきた。新型コロナウイルスの世界的な蔓延(まんえん)に直面しても、両国は危機の克服で連携する道を選ばず、むしろ対立に拍車をかけている。

 米ホワイトハウス高官が中国の情報隠しの疑いを指摘すると、中国外務省報道官が「ウイルスは米軍が中国に持ち込んだ可能性がある」との陰謀説をツイッターで主張。これに米国は強く反発し、トランプ大統領は「中国で止められるべきだった」と自身の初動の遅れを中国に責任転嫁しようと躍起だ。

 感染拡大の元凶を招いたとなれば、批判を浴び、政治指導者も窮地に立たされる。米中の中傷合戦は「コロナ」の打撃が両国にとって深刻で、国内外の批判をかわそうともがく姿の表れでもある。だが、感染拡大をどう防ぐか、国際社会が連携を必要とするなかでの大国間の応酬は、どの国にも利益をもたらさない。

 米中はかつて、競争関係にあっ…

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