拡大する写真・図版MVPに選ばれたA東京の田中大貴=Bリーグ提供

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 プロバスケットボールのBリーグは10日、年間表彰式を開き、リーグ戦の最優秀選手(MVP)に、最高勝率のA東京で主力の田中大貴を選んだ。川崎の藤井祐真はベスト5、ベストシックスマン、ベストディフェンダーに選ばれ、リーグ初のトリプル受賞を果たした。表彰式は新型コロナウイルスの影響を受け、インターネット中継でこの日まで3日間に分けて各賞を発表。生配信の視聴数は各日とも10万人を超えた。

視線は常に世界へ

 初年度から4年連続でベスト5に選ばれた田中が初のMVPを獲得した。「一番は大学時代に亡くなった父に。そして、小さい頃からずっと好きにやらせてくれた母に感謝し、報告したい」。この日は母の日でもあり、「最高のプレゼントになったんじゃないかな」と笑顔を見せた。

拡大する写真・図版外国人選手相手にもひるまずシュートを狙いにいくA東京の田中大貴(左から2人目)=Bリーグ提供

 身長192センチ。シューティングガード(SG)としてはやや大型の28歳は、今季は39試合すべてに先発出場した。1試合平均11・1得点、47%という高いシュート成功率を記録。アシストは平均4・8でリーグ5位、平均スチールは1・6で同4位と、攻守のバランスも良いオールラウンダー型だ。

 日本代表でも主力として活躍し、昨夏は日本にとって13年ぶりとなるワールドカップにも出場。日本バスケット界の盛り上がりを感じる一方、1勝も挙げられずに終わったことに「未熟さを感じた」という。それ以降、リーグ戦でどんなに良いプレーをしても、「同じことが世界の舞台で通用するか」と思いを巡らせている。

拡大する写真・図版MVPを受賞したA東京の田中大貴

 「MVP受賞はもちろんうれしいけれど、Bリーグが世界に通用するリーグになっていくために、自分がやらなきゃいけないことはまだたくさんある。自分自身が納得するためにも、世界で結果を出せるように頑張っていきたい」(松本麻美)

 ▽リーグ戦ベスト5 ライアン・ロシター(宇都宮)、富樫勇樹(千葉)、田中大貴(A東京)、藤井祐真(川崎)、金丸晃輔(三河)▽ベストシックスマン賞 藤井(川崎)▽新人賞 前田悟(富山)