ガンプラ技術で防護マスク、病院などに1万セット寄付

新型コロナウイルス

津布楽洋一
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 新型コロナウイルスの感染拡大による医療現場からの要請を受け、栃木県壬生町おもちゃのまちの玩具製造会社「シーズ」が飛沫(ひまつ)防護マスク(フェースシールド)の生産を始めた。おもちゃ作りで培ったノウハウが生かされているという。

 同社はバンダイナムコグループで、プラモデルや電子ゲーム、文具の国内生産などを担っている。新型コロナを受けて横浜市の病院の医師から要請があり、フェースシールド1万セットを作って病院や東京都医師会などに寄付をした。5月から正式に生産販売を開始。1カ月に6万セットを作れる体制という。

 生産の際に役に立ったのが、人気の高いガンダムのプラモデルなどプラスチック製のおもちゃ作りでの金型生産技術だった。親会社のバンダイ(本社東京)は「フェースシールドの供給不足を緩和するために、弊社の技術で支援することで、逼迫(ひっぱく)している医療現場の支えになれたら」と期待を込めている。(津布楽洋一)

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