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 4月後半から上高地で続く群発地震について、現地調査にあたった信州大学の大塚勉教授(地質学)が、「観光客の不在など二つの偶然が被害を抑えた」ことを明らかにした。地震の発生原因は、地殻の「低温で固い部分」が薄いためと推測している。

 上高地では1998年にも群発地震が発生。そのときは地震に起因するとみられる落石で登山客1人が亡くなっている。

 今回、上高地周辺で有感地震が始まったのは4月22日の未明。大塚教授によると、今月8日までに発生した地震は「有感が約75回。無感は膨大な数」。最大規模は23日午後1時44分に起きたマグニチュード(M)5・5。その後、M4を超える地震が2日半から1日半の間隔で2度起こった。

 大塚教授は「やや大きな地震が起こると、それに伴って小さな規模の地震が頻発する」と解説。「しかし、次第にそれらの規模や発生頻度は低下し、短い休止時期を挟んで次のやや大きな地震が発生する。この変化がこれまで3回繰り返しているようです。全体として、有感地震は沈静化してきました」

■上高地の地殻…

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