新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済の冷え込みで困窮する外国人住民に対して、自らも苦境にある同胞たちが救いの手をさしのべている。
東京都港区の寺では5日、留学生や技能実習生ら約20人のベトナム人たちが、生活に困った人に送るための米やインスタントラーメン、布マスクなどを箱詰めしていた。物資は主に自分たちで集めたという。
ベトナム人を支援しているNPO法人「日越ともいき支援会」の活動で、SNSなどを使ってベトナム人に支援が必要か問い合わせたところ、2500人近くが「食料を送ってほしい」と求めた。5割が技能実習生、4割が留学生という。
10日までに約1100人分を送ったが、まだ1400人ほどが助けを求める。食品を寄付してくれる日本人もいるが、量は足りていない。
寺で食料の仕分けをしていた技…
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朝日新聞社会部