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コロナ法律相談 回答:神田友輔弁護士

 新型コロナウイルスの影響で、経済的に困窮したり、家族との関係がぎくしゃくしたりといった、家庭内の問題も起きています。どう対応したら良いか。取材で見聞きしたケースなどをもとに、専門家に尋ねました。(聞き手・新屋絵理)

 Q 10歳の娘と2人暮らしのシングルマザーです。雇い止めにあって生活費に困り、電気代やガス代を滞納していますが、大丈夫でしょうか?

 A 普段であれば、滞納が続けば契約違反である以上、延滞料金を請求されたり、電気やガスを止められたりします。

 しかし、新型コロナの影響を考慮し、経済産業省が全国の電力会社とガス会社に対し、支払いが困難な利用者については支払期限を猶予するなどの措置をとるよう要請し、多くの会社が応じています。水道も支払期限を延長している場合があるので、自治体のホームページなどを確認してみてください。

 これまで色んな相談に乗ってきました。思い詰めて視野が狭くなると、どうしても一人で抱え込みがちになります。ぜひ、弁護士などに相談して下さい。

 生活費については例えば、地域の社会福祉協議会が窓口になる生活福祉資金貸付制度があります。新型コロナの特例措置なら、無利子で保証人も不要です。いくつかの要件もありますが、家賃にあたる金額をもらえる住居確保給付金制度もあります。場合によっては、生活保護を受けることも検討しましょう。

    ◇

かんだ・ゆうすけ 2008年弁護士登録。第一東京弁護士会災害対策本部(新型コロナウイルス)の本部長代行として、電話相談の体制づくりなどに取り組む。

新型コロナウイルスに関する相談窓口

・日本弁護士連合会無料法律相談 0570・073・567(平日正午~午後2時)かホームページhttps://www.nichibenren.or.jp/news/year/2020/topic2.html別ウインドウで開きますで6月19日までに事前予約が必要。初回は原則無料。

・児童相談所全国共通ダイヤル 189

・内閣府によるDV(家庭内暴力)の電話相談「DV相談+(プラス)」 0120・279・889(24時間)

ホームページ https://soudanplus.jp/別ウインドウで開きます(メールは24時間、チャットは正午~午後10時)

質問を募集しています

新型コロナウイルスに関する問題に、記者が専門家に取材してお答えします。ご質問はQcorona@asahi.comメールするにメールでお寄せください。

 ※Q&Aの内容は、身近な法律問題について解決の参考となるよう、あくまで一つのケースを示したものです。個別の事情によっては、回答内容があてはまらないことがあります。