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 政府が新型コロナウイルスのPCR検査につながる相談の目安を変更し、「37・5度以上の発熱」などの条件を削除した8日、加藤勝信厚生労働相が発した「我々から見れば誤解だ」との発言。目安が相談や受診の「基準」ととらえられたとの指摘への反論だったが、衆院予算委員会で枝野幸男代表がこの発言を持ち出し、「責任転嫁だ」と厳しく批判した。

 枝野氏はPCR検査をめぐり「基準が厳しい状態が続き過ぎたことは間違いない。厚労相は国民や保健所に責任転嫁している。『誤解だ』と言うなら、誤解を解く努力をしてきたのか」とただした。

 加藤氏は「責任転嫁、していないんですよ」と反論した。従来の目安について「新しい感染症の症状がよく分からない中で、専門家の判断をいただいて数字を含めて決めた。それが『検査の目安』ではないかと受け止められていたので、『違います』と各都道府県に通知を出した」と説明。「だんだん新型感染症の状況も分かってきた。それを踏まえ、国民が受診や相談をする目安として改めて書いた」と述べた。

 これに対し、枝野氏は「現場では、37・5度の熱がないといって、(PCR検査を受けたくても)電話を切られたという人がいる。『誤解』を解く努力が足りなかったから、こういう結果になっているのではないか」と重ねて批判した。