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 松江市役所を80代の男性が訪れ、「コロナ対策のために」と現金96万7千円を寄付し名乗らずに立ち去った。同市が11日発表した。

 地域振興課によると、男性は受付の女性に「寄付をしたい」と告げ、同課の職員が課に案内した。職員はふるさと納税制度での寄付も可能だと説明したが、男性は「匿名で寄付したい」と述べ2、3分で去ったという。

 男性が職員に渡した封筒には1万円札96枚、5千円札1枚、千円札2枚が入っており、別の封筒の手紙には「日夜、献身的努力を続けていらっしゃる方々のために役立てていただきたく感謝の思いを込めて……。967(コロナ)よ、967(クルナ)、『コロナよ来るな!』の願いを込めて」と書かれていた。手紙には年齢のほか、7日にあった50万円の匿名寄付の新聞記事を読んで寄付を決めたという趣旨も書かれていたという。

 課の担当者は「大変ありがたく感謝している。意向に沿い、医療関係の事業費に充てたい」と話している。(奥平真也)