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 新型コロナウイルスによる休校措置の解除が進む中国で、生徒が体育の授業中に死亡したり、けがをしたりする事例が出ている。医療用の高性能マスクをしたまま走っていた生徒が急死するケースもあり、専門家が注意を呼びかけている。

 中国では感染状況が落ち着いた4月中旬以降、各地で高校や中学の登校が再開されている。

 そんな中、内陸部の河南省と湖南省で4月下旬、体育の授業中にマスクを着用していた中学3年生が突然倒れ、死亡する事故が相次いだ。湖南省のケースでは、生徒は医療用の高性能マスクをつけたまま1千メートル走をしていたという。

 湖南省では体育の授業中に生徒が疲労骨折を起こすケースも確認された。

 専門家は中国メディアの取材に「高性能マスクをしたまま激しい運動をすると、深刻な低酸素状態を引き起こす危険性がある」と指摘。さらに、在宅授業が3カ月近く続いて運動不足になっている生徒が多いとし、「いきなり激しい運動をするのは避け、散歩など負担の軽い運動で徐々に体力を回復するような授業を実施してほしい」と呼びかけている。(上海=宮嶋加菜子)